最高気温16度、最低気温12度、雨。春野菜の育苗、小松菜とスナップえんどうの収穫を行いました

午前9時 雨天のため、ビニールハウスに集合。会員活動日が4回連続で雨となったことを受け、園主の坂本は「僕、雨男やねん!」と苦笑いしていました。

最初の作業は、育苗(いくびょう)です。モロヘイヤ、ポップコーン、エンツァイ(空芯菜)の苗を作ります。まずは、大きなタライにビニールハウスの土を入れ、そこに、バーミキュライト、籾殻燻炭(もみがらくんたん)、竹チップパウダーといった土壌改良の資材をブレンドします。

タライの四方から手を伸ばして、みんなで、まぜまぜ。途中でEM菌入りの水をふりかけて、さらに、まぜまぜ。土と資材と水がまんべんなく混ざり、つくば自然農園オリジナルの育苗土が仕上がりました。

育苗土をポットに移して、種まきの開始。「モロヘイヤの種って小さーい」「こぼれて、どこかに行っちゃった」と、わいわい言いながらの作業。あっという間に、数十個の苗が完成しました。そして、前回までに作った苗を観察するとー。ズッキーニやスイカなどが次々と芽を出し、本葉を広げていました

午前10時 別のビニールハウスに移動して、この日のお持ち帰り野菜、小松菜を収穫。「小松菜というより“大”松菜です」と坂本が言うほどに大きく育ち、なかには直径60センチほどのものもありました。

小松菜の収穫と合わせて、草狩りを行いました。小松菜を支えるかのように、畝にびっしり生えている草たち。その中にはヨモギやスギナといった春の野草もあって、「煮だしてお茶にしたい」と持ち帰る会員さんもいらっしゃいました。

午前10時40分 2つ目のお持ち帰り野菜、スナップえんどうを収穫。1カ月前に草狩りをした時には膝丈ほどだったスナップえんどうが、いまや大人の背丈にせまるほどに。薄紫や紅色の花が咲く中に、いくつもの“さや”が実っています。時間の流れや季節の変化を植物の成長で感じられるのも、会員活動の醍醐味の一つといえそうです。